さいごに。さいしょに。
要するに、めんどくさくなったのだ。
まず、人間には、言ってはいけないことが、多すぎる。
道徳的に言ってはいけないことからはじまり
何かが好きな人の前でその人の好きなものを否定してはいけないし、
会社への不満をSNS上でつぶやいてはいけないし、
恋人の前で昔の恋人の話をしてはいけないし、
ポエムみたいなことを言うと馬鹿にされるし、
アンド ソーオンである。
騒音で、ノイズなのだ。うるさくて仕方がない。
その上、これは僕の性格の問題だが、
言いたいことを、何かすごく高尚なものにしないといけないのではないか?
なんてことを考える。
音楽にしなくては、芸術にしなくては、本にしなくては 。
コンセプトを持たなくては、揃えなくては、編集しなくては。
成功しなくては。
そんな風に思ってしまう。
でも。
今日本屋に入って、本の匂いをかいで、
色々な本のタイトルと帯の言葉ばかりを眺めていた時、
もっと単純でいいのではないか?と、思いついたのだ。
カチッとはまって、ピカッとついたのである。
小説を書きたいときは小説を書けばいい。
詩を書きたいときは詩をかけばいい。
短歌を書きたいときは、記事を書きたいときは、ただのにほんごを書きたいときは。
いつだって、ことばからはじまるのだから。
ことばで表現出来ないことなんて一個も無いってせっかく信じているのだから。
かくして、
今日から、ここから、石田灯葉という人格がここに生まれる。
誰にも知らせず、それでも沢山の誰かに読んでもらえるように。
多分、これは一種のAIみたいなものだ。
「僕」の感情をトレースして、それでも、好き放題言いたいことを言う。
----------------------------キリトリ線-----------------------------
はじめまして、石田灯葉です。
どうぞ、よろしく。
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